若桜(鳥取県若桜町・重伝建)wakasa

蔵の並ぶ路地と「カリヤ通り」の風景が特徴の宿場町
若桜の古い町並み(概要)

若桜は、鳥取県の東端、因幡と播磨の境目に当たる場所に位置する町。若桜という地名は奈良時代の頃からの歴史を持つが、町として整えられたのは鎌倉時代に「鬼ケ城」が築城された後のことである。江戸時代に入って城が廃城された後は、若桜街道の宿場町として発展した。

若桜の町並みを代表するのが、「カリヤ通り」(2、3枚目写真)と「蔵通り」(タイトル写真)である。「カリヤ」とは、いわば木製のアーケードで、青森の「こみせ」や新潟の「雁木」と同様、雪への対策として設けられたもの。蔵通りは、狭い道沿いに土蔵が建ち並ぶ通りだが、これだけの数の蔵がずらりと並ぶ様はまさに圧巻で、他に類を見ないものとなっている。

JR因美線の郡家から、第3セクターの「若桜鉄道」が通じている。写真は、駅前の通りから見た若桜駅。いかにも山間にある小さな町の終着駅、という風情が好ましいが、内部は雰囲気の良いレトロなカフェにリノベーションされていた。ローカル鉄道の例にもれず、やはり経営は苦しいようだが、頑張って欲しいものである。

ローカル鉄道で訪れる、古い町並み6選 ~阿下喜、黒石、神代小路、三国湊、若桜、紀伊御坊~
このページでは、ローカル鉄道で訪れることのできる古い町並みを6か所紹介しています。いずれも派手な観光地のような場所ではなく、ゆっくり静かに歩きたい町ばかりです。ぜひ実際に、列車に乗って訪れてみてほしいと思います。



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