上賀茂(京都市北区・重伝建)kamigamo

上賀茂神社の神官が住んだ社家町
上賀茂の古い町並み(概要)

上賀茂重伝建地区は、上賀茂神社(賀茂別雷神社)の神官が住居を構えた「社家町」。明神川の流れに沿って、二十数軒の社家が建ち並ぶ。社家町としては、他にも奈良(春日大社)の高畑や出雲大社の真名井、厳島神社の滝小路などがあるが、上賀茂の社家町はその中でも最大級で、大変に貴重なものだ。

町を発展させた大きな要素であったその由良川だが、中巡らされた塀と、門の前にかかる石橋が特徴的な景観。中の母屋の様子が分かりにくい点では、武家屋敷町にも似ている。川の水は屋敷の中に引き込まれて、庭園の流水や生活用水として使われるが、汚れた水は川に戻されないようになっており、水の美しさを守っている。

明神川の上流は、上賀茂神社の境内を流れる御手洗川につながる。禊ぎの行事が行われる川だけに水は美しく、境内は神々しい雰囲気に満ちている。世界遺産でもある上賀茂神社は伊勢神宮に次ぐ格を有し、強い勢力を誇ったのだが、立派な社家町はその名残だろう。



コメント