奈良井宿(長野県塩尻市・重伝建)makabe

自然な雰囲気が魅力の宿場町
奈良井宿の古い町並み(概要)

奈良井宿は、妻籠宿と同じく中山道の中でも特に険しい道のりで知られた「木曾十一宿」の宿場町。難所鳥居峠を控えた、川沿いの深い谷間を通る街道に沿って数多くの旅籠屋が建ち並び、「奈良井千軒」と呼ばれるほどの繁栄を謳歌した。保存状態がすばらしく、今でも当時のにぎわいをたやすく想像できる。

家々が並ぶゆるやかな坂道の向こうに山が見える景色は、難所の鳥居峠を控えた宿場町の雰囲気を今に伝える。一階よりも二階のほうが少し前にせり出した「出梁造り」の建物が並ぶため。宿場町には珍しく、軒線が揃わない幾分雑然とした町並みとなっているため自然な印象が強く、無理に保存したという感じを受けないのも良い。もちろん実際には、保存のために大変な努力が払われたはずだ。

谷底のような地形のため、陽が落ちるのも早い。夕暮れが近づくと、あちこちに明かりが灯り始める。宿場内には今でもいくつもの旅館があるのだが、特に写真の越後屋は、江戸時代から営業し続けているという本物の旅籠である。ぜひ一度、泊まってみたいものだ。

奈良井宿の古い町並みを歩いてみよう ~中山道の難所・木曽路の宿場町~(長野県)
奈良井宿は「中山道木曾十一宿」の宿場町。数多くの旅籠屋が建ち並び「奈良井千軒」と呼ばれました。「出梁造り」の家々が並ぶ、当時そのままの町並みが保存されています。



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