山鹿(熊本県山鹿市)yamaga
山鹿の古い町並み(概要)

熊本県の北端に位置する山鹿は、熊本城下と豊前の小倉を結んだ豊前街道の宿場町。温泉場としても古くから「山鹿湯町」として栄え、平安時代にはすでに「温泉郷」の名で呼ばれていたという記録がある。山鹿の温泉は現在でも人気で、市内には多数の温泉旅館がある。

市街地中心部を南北に走る旧豊前街道の通りに沿って、数多くの古い建物が建ち並ぶ。特に、中村薬品から千代の園酒造付近にかけての下町(タイトル写真および写真二枚目)には立派な商家建築が残り、青みがかった漆喰の壁が連続する様子が見事である。

2012年には、1970年代に取り壊された共同浴場の「さくら湯」(左写真)が当時のままに復元され、こちらは現存する芝居小屋の「八千代座」(国重文)と並んで、歴史のある温泉場としてのシンボルとなっている。熊本県は今や数少ない、重伝建地区の存在しない県なのだが、この山鹿は十分に候補となりえると思う。

山鹿の古い町並みを歩いてみよう ~「さくら湯」がシンボルの温泉場~(熊本県)
古くからの温泉場としても知られる山鹿。豊前街道の宿場町で、菊池川を利用した水運の拠点でもあったことから、その繁栄ぶりを今に伝える町並みの風景が残されています。




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