神代小路(長崎県雲仙市・重伝建)koujiro-kuji

美しい生け垣が印象的な、武家屋敷町
神代小路の古い町並み(概要)

神代小路は、旧鍋島藩の陣屋を中心に形成された集落で、神代城址のある山と、堀を兼ねた川に囲まれた狭い土地に、いくつもの武家屋敷跡が残る。本小路(くうじ)、上小路などいくつもの通りによって整然と区画されており、小さいながらも風格のある集落である。

武家屋敷の塀と、手入れの行き届いた生け垣によって構成された風景は、まるで庭園の中を歩いているかのように感じられるほど、大変に美しい。鹿児島地方の「麓」などとも共通する雰囲気がある。

神代小路のシンボルとも言える、鍋島陣屋跡の長屋門と、門前に連なるきわめて立派な石塀。タイトル写真の塀と見比べてもらえば分かるとおり、石塀や生け垣の意匠に変化がつけられていて、整然としつつも退屈な印象がないのが、他の武家屋敷町と異なる点であるように思えた。

日本の重伝建地区119選 ~国が認めた、貴重な歴史的町並みの保存地区~
古い町並みの中でも、特に価値が高いものとして国が選定している地区を「重伝建地区」といいます。全部で130か所あるこの地区のうち、取材済みの119か所について簡単に解説するページです。



コメント