金沢Ⅱ ひがし茶屋町・主計町
(石川県金沢市・重伝建)kanazawa2

浅野川を挟んで向かい合う、二つの茶屋町の町並み
金沢(ひがし茶屋街・主計町)の古い町並み(概要)

金沢市街の北東側を流れる浅野川のそばに、ひがし茶屋町(東山ひがし)と主計町茶屋町という、金沢を代表する二つの茶屋町の町並みが残り、いずれも重伝建地区に選定されている。川の東側に位置するひがし茶屋街(タイトル写真及び左写真)の歴史は江戸時代に始まり、加賀藩による町割の整備によって、今も見られる端正な町並みが生まれた。西岸の主計町はもう少し後の、明治時代になってから発展した茶屋町である。ちなみに、金沢にはもう一つ「にし茶屋街」もあるが、こちらは「金沢Ⅰ」で紹介している。

直線的な石畳の通りの両側に、茶屋の建物が建ち並ぶのがひがし茶屋街の町並みの特徴。一方の主計町茶屋街(左写真及び4枚目)は、浅野川のすぐ川べりに茶屋が並んでおり、それぞれの景観は大きく異なっている。どちらも明治期などを中心とした歴史的建造物が多く残っており、紅殻で塗られた出格子や飾り窓などがいかにも茶屋町らしい風情を感じさせる。

ひがし茶屋街は観光地としても大人気で、カフェや土産物店などもあることから、いつ訪れても多くの観光客でにぎわっているという印象。主計町のほうは今でも「料理料亭街」という名前で呼ばれており、高級料亭などが中心の町で観光客向けの店などはほぼ見当たらない感じだが、やはり観光客には人気のスポットとなっている。静かに散策したいなら、どちらも朝早めに訪れるのがおすすめである。なお、ひがし茶屋街の周辺にある寺院群なども「卯辰山麓」として重伝建地区となっているが、こちらは「金沢Ⅲ」で紹介する。





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